とよしま りょうこう
豐島 亮康
報恩會 代表
淨土宗一悦庵 開山住職
僧職系YouTuber@一悦庵ちゃんねる
【僧侶としての経歴】
1989年に浄土宗相即寺の長男として生まれる。十代より渡米し海外で仏教に限らず広く宗教を学ぶ。日本に帰国後は企業に勤める傍らで浄土宗教師資格を2016年に取得。その後、生家でもある浄土宗相即寺へ戻り一年間を所属教師として勤める。近隣のご縁を頂き2019年に新規寺院「一悦庵」を開山。どなたにも開けた寺院を創るべくSNSを中心とした活動を始める。主にFacebookやYouTubeを活用して僧侶をより身近に感じて頂くべく活動中。2020年に発生した新型コロナウィルスの終息を祈願する為に宗内外へ広く呼び掛け、YouTube上にコロナ終息祈願法要を厳修。その際の中心メンバーを再度、集結させてこの超宗派仏教団体「報恩會」を発足。
【報恩會へかける想い】
宗教離れが囁かれる昨今、我々僧侶のあるべき姿が問われています。現代では当たり前になった核家族により先祖代々の仏壇や墓地の継承すらが難しくなって来ました。葬儀においては簡素化が進み、僧侶を必要としない葬儀こそが今のニーズであると謳う葬祭業者が増えて来ました。私たち僧侶は元来、人と寺、そして仏教を繋ぐ立場であったはずです。誰しも困りごとがあればお寺へ足を運び相談をしたはずです。それが時代の流れとともにお寺と人が疎遠になり、僧侶は近寄り難い存在となってしまった。
私は僧侶として伝えるべきは「宗旨に拘らず仏教を伝えること」と考えます。まずは我々僧侶へ関心を持って頂き、ご先祖様へ、そして仏様へと「掌を合わせ祈る心の在り方」を提唱して行きたいと思います。ここに集うメンバーは「宗旨を超えて共に祈る」をコンセプトにそれぞれが持ち得るものを合わせて、多くの人へ仏教のあり方や僧侶としてできることを真剣に模索しておられる方ばかりです。
外部リンク
・淨土宗一悦庵公式ホームページ ココをクリック
・YouTube【一悦庵ちゃんねる】 ココをクリック
・一悦庵Facebookページ ココをクリック
・住職:豐島亮康のFacebook ココをクリック
はやし かずま
林 数馬
報恩會 副代表
株式会社おぼうさんどっとこむ代表
天台宗 僧侶
【僧侶としての経歴】
1966年10月、群馬県桐生市生まれ。祖父であり最勝寺第十八世住職・林 行薫から、行薫の幼名である「数馬」と命名され、高校卒業までを最勝寺にて過ごす。大正大学にて仏教学(天台学)を学ぶため上京。引き続き、大正大学大学院修士課程にて研鑽を積む。修士修了後、法縁であるご住職に請われて桐生市内の寺院に赴任するも、後日、夢枕に立った祖父 行薫の言葉から己れの担いを感得し、諸々の状況を鑑み、従兄弟に最勝寺住職を任せ再度上京。ご縁のある2件の寺院に勤務しながら信念を持って僧侶としての道を歩む。そんな中、数多の理不尽なできごとをきっかけに、僧侶としての本来の在り方と現状、現代日本人の仏教への関わり方、お葬式や法事などの考え方が、仏教者側と大きな隔たりがあることなどについて悩み、考え抜いた末に、独立を決心し2004年9月末日を以って寺院を退職。「社会に信用される、僧侶としての新しい形」を模索した結果、「仏教は生き方の教え」であるという原点に立ち返り、誰もが身近に仏教を感じられ、明瞭な費用で安心して仏事サービスを受けられるようにとの思いで、2004年12月、「株式会社おぼうさんどっとこむ」を設立。その企業理念に『心豊かな人があふれる社会を創る』を掲げ、『生き方のひとつにご供養がある』を提唱。葬儀、法事へ正式な住職資格を取得された僧侶(寺でなく「人」)を明確な費用で派遣紹介するという新しいカテゴリーを切り拓き、葬儀費用の明瞭化に努め、葬儀をはじめとする供養ごとでの「不安、不満」を「安心、納得」に変えるお手伝いを始め、以来16年に亘り、10万件を超える方々の仏事の悩み解決に当たり続ける。
現在、茨城県北茨城市【常樂寺】法嗣として、
住職を支える担いも併行している。
【報恩會へかける想い】
情報過多の時代にあって、多くの人々が自分の心を見失ない、洗脳とも思える情報に振り回され続けている姿を見るにつけ、誰もが自分で自分を決める「自己決定力」を醸成すべきと考えています。
誰かに”それは違う”と言われると、自分で決めていたにもかかわらず、その人の、全くの他人の意見に流され、自らの信念や経験までを疑うようになっている人を見かけることもしばしばです。
そういった方々が不安にならず、自身の選択に自信を持ち生きて行かれる世の中づくりのために、今、わたしたち僧侶は、宗派という垣根を超え、手を取り合い、睦み合って、時の世を生きる人の下支えをして行くべき時にあると考えます。
報恩會発起人である豐島亮康ご上人の熱い思いを、わたしも、16年前、おぼうさんどっとこむ創業時に同様に抱いた者として、今またこの新たな取り組みに参加できることを心から感謝し、多くの方々と、これからはじまる日本仏教の真の暁たる、「日出づる時」をご一緒に体感していただきたく、まずはわたしたちの活動に触れていただく機会を創出してまいりたいと存じます。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。 合掌