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報恩會(ほうおんかい)とは

 日本の伝統仏教各宗派出身の僧侶によって構成・運営される非営利の仏教団体です。令和2年12月現在では浄土宗、天台宗、臨済宗、日蓮宗、真言宗の僧侶が所属しております。


 それぞれの宗派によって教義が異なり、身に着ける衣や*威儀作法にもそれぞれ違いがあります。

 

 現代では必ずしもそういったことはありませんが、長い歴史の中ではそれらは交わらず、他を否定して啀(いが)み合い、反発して来た時代もありました。

 しかし、我々【報恩會】としてはそういった過去の争いや偏見は過去のい遺物として次世代を見つめ直した時に「宗派の違い」ではなく更に広い視野の【仏教者】として何ができるかを模索しております。

 

単に「他を否定しない」という不可侵を誓うのではなく積極的に接して理解を深め「宗派の違い」を宗派の特色と捉え、仏教者としての根底にある【祈る】をそれぞれの形で持ち寄り、今までの世にはな

かった新しいものを創り出していきます。

今まで無かった貴重な可能性を産み出し、高め合うことで視えるものがあるはずです。

既存の仏教儀式や季節の行事を一つの宗派のやり方に拘らず各宗派の持ち味を活かした形に昇華して全宗派合同で執り行い、老若男女を問わず一般の方に分かり易く、また受け入れやすい形で魅せる活動をおこなうことを目標としております。

*威儀作法:主に法要における僧侶としての立ち振舞い

​名称について

現在の寺院業界で忘れられている知恩(恩を受けたと気付くこと)から報恩(感謝の意を表して相手へと恩を返すこと)へと至るこの一連の思いを、原点に回帰する意味を込め「報恩會」と名付けられました。

​今後の活動内容など

所属僧侶の宗派色を活かした法要やイベントを企画運営。

今までご縁の無かった信徒様同士が出逢うことで新たな「縁」が生まれ、その輪において我々は化学反応の触媒に成るべく精進致します。宗教離れが騒がれる現代で仏教を古式の儀式作法としてではなく、現代でも多くの方の関心を惹く一つの表現方法として昇華して行くことを「傳導(でんどう)」と捉えて、我々の活動をきっかけとして若い世代にも広く受け入れられる仏教を目指しております。宗派の違いは「みんな違ってみんな良い」とそれぞれの違いを活かして、それぞれの宗派が単体では決して行うことができない新しい仏教儀式のみならずバラエティに富んだ学びの場であったりお坊さんとの交流イベントを創り出していきます。

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